無能な上司の作り方_”ピーターの法則”

組合知識
はがパパ
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「無能な上司が多い」職場で話題に上がることありませんか?

それ実は、半世紀以上前から言われ続けているんです!

あなたの職場に「有能」と呼ばれる上司はどれくらいいますか?

おそらく「無能」と呼ばれる方に比べたら限りなく少ないと思います。

実はこの現象、「ローレンス・J・ピーター」という方が、ピーターの法則として半世紀以上前に提唱しているんです!

この記事では、このピーターの法則について、簡潔にわかりやすく解説しています。

1.ローレンス・J・ピーターについて

ピーターの法則は、カナダ出身の教育学者「ローレンス・ジョンストン・ピーター」という方が提唱されました。

この方は、22歳の時に教師になり、47歳の時に南カリフォルニア大学(USC)で教育学の准教授になったのち、50歳で『ピーターの法則 創造的無能のすすめ』という本で提唱しています。

2.無能な上司ができるまで

ピーターの法則とは「あらゆる人材は昇進により能力の限界に達すると無能化する」という説になります。

具体的には、優れた能力や一時的な仕事の成果によって評価された人材が、昇進後の新たな役職では、以前のような能力が通じず、「活躍できなくなる=無能になる」とされているものです。

この法則は、たとえば平社員→係長→課長→部長と昇進の階層ごとに発生し、行きつく先は無能となり、「無能化した人材」で組織が溢れかえるといった恐ろしい法則になります。(; ・`д・´)

また、これによる影響は以下の通りです。

  1. 無能な上司で生産性が低下
  2. 無能な上司では人事評価できず、あらなた無能な上司を生む
  3. 無能な上司の下では働けず、有能な人材が流出する 等

まったくもって最悪ですね(;´・ω・)

3.無能な組織ができるまで

「2.無能な上司ができるまで」にて、有能な方は評価され昇進すると解説しましたが、それによって残された職場には基本的に無能が残ります。

これは、昇進というごくごく当たり前な制度における副産物です。

これを補えるほど新しい人材を入れることができるならよいですが、現在の人材不足が顕著となっている現状では、追いつくことはほぼほぼ不可能に近いでしょうね(;´・ω・)

また、この法則を逆手にとって、昇進を希望せず現状の職位に留まり続ける人もいるようです。有能が無能を演じ続けるということでしょうか(;´Д`)

4.無能化を防ぐ方法

上司や組織の無能化を防ぐには以下の3つの対策があげられます。

①有能な方を昇進させず、それに見合った給料に増やして、その職場で継続して貢献させる

②昇進する前に、その役職に必要なスキルや知識を事前に磨かせる

③一度無能と判断されたら、降格させ能力に見合った仕事をさせる

①については、有能な方を昇進させない選択肢はなかなか難しく、今の時代すぐ転職される引き金にもなりそうですね。

②については、できそうな気もしますが、私の職場では人事が1ヵ月を切ってから出されることが多く、とてもじゃないけど準備する時間なんてありません。

③はおそらく私の職場でも実施されています。ただその結果、無能と判断された管理職が低い階層にたくさん滞留し続けている酷い状態になっています…

半世紀前から提唱されているのに、今日に至るまで変わっていないことから、この社会制度ではどうしようもないんでしょうね(;´・ω・)

5.まとめ

今回の記事では、「ピーターの法則」について解説させて頂きました。

自分の職場に照らし合わせると、納得できるところも感じられますが、最も大事なのは自分自身が「無能」と呼ばれないようにすること!

そのためには、日々勉強が必要です。

私自身も、このブログを通じて学べることが沢山あるため、日々精進していきます。

以下の記事では、勉強する機会にもってこいのセミナー開催についてまとめています。是非お読みください。

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