

2024春闘でのJP労組の賃上げ要求と回答はどうだったのかな?
こんな疑問にお答えします。
✅本記事の内容
- 2024春闘 賃上げ要求と回答まとめ
- 過去10年間における春闘賃上げの推移と背景
- JP労働組合について
✅本記事の信頼性

JP労組の2025春闘についてはコチラ👇

目次
2024春闘 賃上げ要求と回答まとめ

他労組や各年度毎の春闘状況はこちら👇

①春闘要求について
JP労組は、2024春闘におけるベースアップ相当分として、平均10,000円の賃上げを求めました。
会社業績としては、日本郵政グループの2024年3月期の連結決算より、
- 経常収益:11兆9,821億円(+8,435億円)
- 経常利益:6,683億円(+106億円)
- 当期純利益:2,686億円(-1,623億円)
となっており、純利益については大幅な減益が見込まれておりました。
春闘での賃上げの求め方とその根拠についてはこちら👇

②世間動向について
2023年12月1日、連合は賃上げ分3%以上、定昇相当分を含め5%以上の賃上げを目安として要求方針を固めています。
2023春闘においては「5%程度」の賃上げ目標を掲げましたが、この年は「5%以上」に改め、昨年を上回るスタンスを明確にしていますね。
また、政府としても、昨年を上回る賃上げを企業に要請しておりました。

ここまでの賃上げムードは過去にないですね!
2024年春闘における連合についてはコチラ👇

③会社回答について
2024年3月14日、会社回答が発表され、組合要求のベースアップ相当分である「月額10,000円」に対し、「月額5,100円」の回答となりました。減額とはなったものの、2007年の郵政民営化以降、最高額の賃上げとなったようです。定昇分を含めた総額では、社員平均4・0%の賃上げとなります。

過去最高額ですが、高額の満額回答が続出した2024春闘においては、どうしても見劣りしますね(;´・ω・)
過去10年間における春闘賃上げの推移と背景

ここまで2024春闘についてお伝えしてきましたが、これまでの過去10年間におけるJP労組の要求額と回答は以下の通りです。
年度 | 要求額(平均) | 回答(平均) | 備考 |
2014 | 3,000円 | 1,000円 | |
2015 | 6,000円 | 1,000円 | 年度末に特別手当 |
2016 | 6,000円 | 0円 | 2016年度に限り、夏季手当支給時に8000円を上乗せ |
2017 | 6,000円 | 0円 | |
2018 | 6,000円 | 0円 | 一般職及び地域基幹職について、初任給引上げと一部号俸で賃金引上げを実施 |
2019 | 6,000円 | 700円 | |
2020 | 6,000円 | 0円 | |
2021 | 6,000円 | 0円 | |
2022 | 6,000円 | 0円 | 一般職一人当 たり1,000円の 基本給改善、 地域基幹職等 の若年層の基 本給改定を実 施。 |
2023 | 9,000円 | 4,800円 | ベアの一部は若年層、新卒初任給に配分・特別一時金70,000円 |
2024 | 10,000円 | 5,100円 | 特別一時金15000円(所定労働時間による区分あり) |

申し訳ございません、組合要求に対しビックリするぐらい賃上げしていませんね・・今のこの波で大幅賃上げできないと、この先上がる見込みないかもです(;´・ω・)
JP(日本郵政グループ)労働組合について


JP労働組合さんについて簡単にご紹介しますね!
~JP労働組合について~
- 名称:JP(日本郵政グループ)労働組合
- 結成:2007年 「日本郵政公社労働組合」と「全日本郵政労働組合」の統合により誕生
- 本部数:13本部(北海道地方本部、東京地方本部等)
- 組合員数:224,921人(2024年4月時点)
- 平均年齢:40.9歳(2024年4月時点)
- 所在地:東京都台東区東上野(本部)
- 上部団体:連合
~特記~
- JP労組のHPがさすが単一労組国内最大だけあって、プロの仕業である。
- 2007年の郵政民営化後に誕生し、まだ18年と若い単組である。
- これまで約4万人の方が正社員登用されているとのこと。
出典:JP労組HP



組合紹介動画なども準備されているので、興味ある方は一度ご覧になってくださいね!
まとめ:今春闘も満額回答を期待!!

今回の記事では、JP労働組合さんの2025春闘結果等についてご紹介いたしました。
あらためて、2025春闘における要求額と回答は以下の通りです。
労組:ベア平均10,000円の賃上げ要求
企業:平均5,100円の賃上げ回答
最後までお読み頂きありがとうございました!

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