
転職サイトの【 ミイダス 】ってどうなんだろ?
安心して利用できるかな?
こんな疑問にお答えします。
✅本記事の内容
- ミイダスの評価結果
- ミイダスとは?「可能性診断」で話題の転職サービス
- 組合目線で見るミイダスの評価
- ミイダスがおすすめな人・おすすめできない人
- 利用時の注意点
- まとめ:病むぐらいなら転職推奨!
✅本記事の信頼性

「転職しよっかな~」といった声は、労働組合でもよく耳にします。それは忙しい仕事に対する冗談であったり、いつまでも改善しない会社に対しての牽制であったりと理由は様々です。本記事では、そんな組合員たちの声を参考に、労働組合の目線で転職サイトを評価します。
目次
ミイダスの評価結果
労組ドットコムとして、ミイダスを評価した結果は以下のとおりです。

以下、詳細について解説していきます。
ミイダスとは?「可能性診断」で話題の転職サービス
ミイダス(MIIDAS)は、自分の市場価値を見える化できる転職サービスです。
職務経歴やスキルを入力するだけで、想定年収や適性職種を自動診断、その結果をもとに、企業から条件付きのスカウトが届く仕組みです。求人を探す手間なく、自分に合った転職の可能性を広げられるのが特長です。
「診断+スカウト型」で効率的に転職活動したい人に向いているサービスですね!
組合目線で見るミイダスの評価

労働組合には、日々多くの相談が寄せられます。その中でも特に多いのが、「職場の人間関係」「社内の雰囲気」「残業の多さ」といった、入社前には見えにくい問題です。
ここでは、これらの悩みに対応できるかどうかを軸に、ミイダスを3つの視点で評価します。
①ブラック企業排除

ミイダスは求人掲載型ではなくスカウト型サービスであるため、掲載企業の審査基準や監視体制が外部からは見えづらくなっています。企業がどのようなプロセスを経てスカウトを送っているのか、詳細な審査フローは公開されていません。
また、企業によっては“釣り求人”に近いオファーを出してくるケースもあると一部で報告されています。ミイダス側はスカウトを受ける利用者が応募するかどうかを自己判断する形式をとっているため、求職者のリテラシーが問われます。

登録企業の健全性を担保する仕組みは弱めです。スカウトがやってくるとっても便利なサービスですが、自分自身で判断する必要があるため自己防衛が必要ですね。
②情報の透明性

スカウトに社風や人間関係の情報が少ない点は確かですが、それを補う形で、ミイダスが独自に提供している「コンピテンシー診断」というサービスが有効です。これは自身の特性を可視化し、適職傾向や相性の良い上司タイプなどを具体的に示してくれるため、自分に合った職場選びの参考になります。
また、企業側もこの診断結果をもとにスカウトを行うため、より相性の良いマッチングが期待できるのも強みですね。

内部情報は少ないですが、自分の適性に合った職場を示してくれるサービスがしっかりしていますね。情報不足を補う“逆アプローチ型”として○評価としました。
③入社後のフォロー体制

ミイダスはあくまで自己診断とスカウト提供に特化したサービスなので、入社後フォローとなるキャリアアドバイザーとの面談や入社後のサポートは、基本的に提供されていません。
入社後のフォローがないという点では、ミスマッチが発生しても自己解決を求められる仕組みです。手軽に始められますが、はじめての転職や、不安を抱えた状態での転職には不向きな一面もあります。

そもそものコンセプトが違うというのもありますが、フォロー体制がなく、相談先も明示されていない点で大きなマイナス評価としました。心配な方は転職エージェントサービスをお勧めします。
★総合評価

「転職までは踏み切れないけど、まずは自分の市場価値を知りたいな!」という方には ◎
ミイダスは、自分の強みや適性を知るツールとしては優秀で企業からスカウトが届く仕組みも便利です。
ただ、安心して転職という意味では、求人の信頼性や入社後のサポートが無い点は不安が残ります。
そのため「転職の第一歩」として使うのは◎、でも入社後が心配なら転職エージェントのいるサービスを使用するのがオススメです。
✅ミイダスがおすすめな人
- 自分の市場価値を数値で知りたい
- 現職を続けながらスカウトだけ受け取りたい
- 忙しくて転職活動に時間をかけられない
- 自分から積極的に行動できる
❌ミイダスがおすすめできない人
- ミスマッチを避けたい、丁寧なサポートを求める
- 転職活動が初めてで不安が強い
- 職場環境や上司の人柄など内部情報を重視したい
- キャリアの相談相手が欲しい
ミイダスを実際に試してみた(登録体験)
※後日私も登録予定です。状況がわかり次第お伝えしますね!
☆利用時の注意点

上記の通り、求人からのスカウトによって面接に繋げる仕組みですので、あなた自身が企業側と話し、安心できる職場か確認する必要があります。
このセクションでは、あなたが安心して働ける企業か見極めるために、注意しておきたいポイントをまとめます。
⚠️ 注意点1|「人間関係の情報」が得られるか確認する
人間関係や上司の特徴は、求人票だけでは見えにくい要素です。
面接の際は、「どういうタイプの人が多い職場ですか?」「職場の人間関係はどうですか?」など、ちょっと聞きにくいことも積極的に質問することが大切です。
ただし、悪い印象に残らないよう柔らかな言い方を忘れずにね!
⚠️ 注意点2|「雰囲気の合わなさ」を軽視しない
「条件はいいけど、なんとなく合わなそう」と感じた職場は、実際に入ってから合わないことが多いです。
直感も大切にし、違和感のある職場には無理に進まない判断を。
⚠️ 注意点3|「残業時間の実態」を必ず確認する
今のご時世、残業時間は特に重要です。
「残業月平均○時間」といった情報が明記された求人も多いため、数値だけでなく実情を確認しましょう。
- 繁忙期・閑散期の違いはあるか?
- 休出の頻度は?
- 残業代は全額支給か?
このあたりを、担当者に質問してみるだけでも、失敗の確率は大きく減ります。
まとめ:病むぐらいなら転職推奨!

労働組合は、「転職を勧める立場」ではなく、「今の職場をより良くする」ためのサポートを第一に考えています。しかし現実には、どれだけ働きかけても、改善が見込めない職場があることもまた事実です。そうしたとき、安心して新しい一歩を踏み出せる選択肢を知っておくことも、働く人の“武器”になります。
ミイダスは、自己診断と企業スカウトに強みを持つユニークな転職サービスです。市場価値を確認をしたい人や忙しい人にとってはありがたい存在ですが、ブラック企業のリスクや情報の非対称性、サポートの不在といった課題も見逃せません。
最終的に応募・面接・入社を決めるのはあなた自身です。だからこそ、情報を見極める力が求められますね!



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