豊田章男社長が、トヨタイムズで最後に行きたい場所を労働組合の本拠地って言ったらしいよ!
理由は何だろう?
こんな疑問にお答えします。
✅本記事の内容
2023年5月15日に投稿された「トヨタイムズ」にて、豊田章男社長(当時)は社長交代にあたり最後に訪れたい場所を3つ上げました。
1つ目は「祖父 豊田喜一郎の家」
2つ目は「品質問題を風化させない場所」
そして3つ目が、「トヨタ自動車労働組合の本拠地”カバハウス”」だったのです!
この記事では、私が感銘を受けたこの動画の概要と、他労組にも展開すべき事項を中心にまとめさせて頂きました。
きっとあなたの労組にも当てはまる部分があるかもしれませんので、ぜひお読み頂ければと思います。
✅本記事の信頼性
目次
カバハウスとは
今回最後に訪れたトヨタ労組さんの本拠地は”カバハウス”という労働会館になります。
なんでカバハウスというの?
どんな労働会館なの?
以下の記事にカバハウスについてまとめておりますので、気になる方はご覧ください!
印象に残った3つのこと
豊田章男社長は、動画の中で労働組合との関係について複数語っておられました。
その中でも、特に印象に残ったものを3つご紹介させて頂きます。
「だから一度私は、労働組合側に座りたかった」
豊田章男社長にとって、労働組合とは「労使関係」という感じではなかったようです。(組合側がどう思ってるかわかりませんが(笑)
労使での話し合いの場でも、いつも相手と同じ目線で話をし、一方的に話をすることはなかったとのこと。
それゆえ、会社と組合の垣根を超えた話し合い、組合の立場になって会社に対しての発言をしたかったとも語っておりました。
もしかしたら、会社のトップの立場では発言できないこともあったのではないでしょうか。
会社を知り尽くした社長が組合側の味方になったら、凄いカードになりそうですね(; ・`д・´)キラッ☆
「2019年の労使協議会、あれから本当に変わった」
2019年に行われた労使協議会では、「本音の話し合いは進んだが、今回ほどものすごく距離感を感じたことはない」とおっしゃられるほど、労使間には大きな隔たりがあったようです。
具体的な労使交渉内容はわかりませんが、動画を見る限り、組合側の古い慣習が、会社側の考えと大きく食い違っているなど、そういった意見の相違があったのではないかと考えます。
また、2019年は円高の影響による業績の悪化や、産業内での格差是正のためベアの要求額を非公開にするなど大きな変化のあった年になります。
各年度での出来事については、以下の記事でも紹介しているため、良かったらご覧ください。
象徴的だったのは、動画の中で2019年と2023年の労使協議会の様子が映し出されていたのですが、席の並びなどが大きく見直されていた点です。
2019年の机配置は、以下のように労使で机が向かい合わせでズラッ!と並べられた配置でしたが、
2023年は、コロナの影響もあったとは思いますが、労使の人数を減らし、扇状になって直接向かい合わせにはならない配置とされていました。
こういった変化が2019年を境に行われてきたことで、労使関係も大きく改善されてきたのではないかと考えられますね!
「今回も真摯に両方が意見を交わしてくれてありがとう」
トヨタ労組さんの労使協議会では、最後に必ず会社側から「今回も真摯に両方が意見を交わしてくれてありがとう」と締めくくるようです。
あなたの労組ではこのような言葉が掛けられますか?
主に会社側が話して質問する時間もなく終わっていませんか?
胸が痛いですが、私の労組でもこのような労使関係を築きたいですね(; ・`д・´)
最後に選んだ理由
動画の最後にインタビュアーの方から、「最後に労働組合と話したいと思った理由は何ですか?」と問われた豊田章男社長は、こう答えました。
「労働組合は従業員の代表だと思ってるし、従業員へ感謝を伝えたい。ありがとう」
労働組合を最後にしたのは、従業員への感謝を伝えるためということだったんですね!
トヨタ自動車労働組合について
そもそもトヨタ労組さんとはどのような組織なのか。
トヨタ労組さんについては、春闘を軸に以下の記事でも紹介しておりますので、是非ご覧ください。
まとめ:労働組合は経営のパートナーだね!
今回の記事では、2023年5月15日に投稿された「トヨタイムズ」より、私が感銘を受けたこの動画の概要と、他労組にも展開すべき事項を中心にまとめさせて頂きました。
実際の動画は以下になりますので、興味が湧いた方は是非ご覧ください!
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