2025春闘での電機連合の賃上げ要求と回答はどうなる?
今年は要求額が凄いって聞いたよ!
こんな疑問にお答えします。
✅本記事の内容
- 2025春闘 ”最新情報”|電機連合
- 2025春闘 賃上げ要求と回答まとめ
- 過去10年間における春闘賃上げの推移と背景
- 電機連合について
✅本記事の信頼性
目次
2025春闘 ”最新情報”|電機連合
最新速報:2024年12月27日付
電機メーカーの労働組合でつくる電機連合は、2025年春闘でのベアの要求額を月額1万7000円以上とする方向で調整中とのことです。デジタル化需要の拡大で業績が堅調な企業が多く、1998年以降で最高額になるとのこと。物価高に対応する狙いがあり、正式決定は1月下旬の中央委員会となります。
これはビックリですね!昨年1万3000円以上とした電機連合は今年1万7000円以上と4000円も要求目標を上げてきました。上部団体の金属労協も自動車総連も1万2000円以上ですから、これは優秀な人材が電機業界に流れる可能性にも繋がってきますね(; ・`д・´)
2024年12月3日付
電機、鉄鋼、自動車など5つの産業別労働組合で構成される金属労協(JMC-全日本金属産業労働組合協議会)は3日、2025春闘で月額1万2000円以上のベースアップを要求することを決定しました。
これは1998年以降で最も高い水準であり、慢性的な人手不足に対応するとしています。
金属労協の金子晃浩議長は会見で、
日本経済の好循環や働く人に安心感を提供できるか否かの分岐点だと認識している。先頭に立ってしっかり引っ張っていきたい
と述べています。
12,000円以上のベースアップ要求が一つの指標になりますね!
2024年11月28日付
連合は第94回中央委員会において、来春闘での賃上げを大手を含む全体では定期昇給分を含めて5%以上、中小企業の労働組合では大手との格差是正を図るとともに、賃金実態が把握できない場合は、+1%の6%以上を求める方針を正式に決めました。
この数年、確実に賃上げが続いてきたことは日本経済の低空飛行から抜け出すチャンスだ。一方、その動きが一部の人たちだけのものであってはならない。全員そろって豊かにならなければ国は繁栄しないと胸に刻んで進める必要がある。
基本的には10月18日の中央執行委員会から方針が変わることはありませんが、これで各労組春闘に向けてスタートを切ることになりますね!ガンバロウ!
2024年11月26日付
石破総理大臣は労働団体や経済界の代表と会談し、来年春の春闘で大幅な賃上げを求めました。
また、政労使会議では、賃上げが中小企業や地方にも行き渡ることの重要性を強調しました。
「来年の春季労使交渉におきましては、労働者の賃金水準を引き上げるベースアップを念頭に、33年ぶりの高水準の賃上げとなった今年の勢いで大幅な賃上げのご協力をお願いします」
総理大臣が変わってどうなるかと思いましたが、賃上げ方針自体は政府としても継続して求めていくようですね!
2025春闘 賃上げ要求と回答まとめ
電機連合の春闘要求については、正式決定が2025年1月下旬の中央委員会となりますので、今のうちに昨年2024春闘を確認しておきましょう!👇
①春闘要求について
2024年1月25日、電機連合は「ベースアップ相当分」として、前年の平均7,000円を上回る平均13,000円の賃上げを求めました。
神保政史中央執行委員長はあいさつで、実質賃金の前年割れが続いていることを踏まえ、
経済の好循環に向け、昨年を上回る積極的な賃金水準引き上げに取り組む!
と意気込みを述べています。
各加盟単組の実際の要求額はどうだった?
連合集計の加盟単組要求額の平均は13,118円となりました!
電機連合の賃上げ要求は13,000円以上だったので、要求水準はクリアすることができましたね!
出典:連合2024春闘 要求集計・回答集計結果 より
各単組の詳細については以下にまとめていますので、是非ご覧ください!👇
②世間動向について
2023年12月1日、連合は賃上げ分3%以上、定昇相当分を含め5%以上の賃上げを目安として要求方針を固めています。
2023春闘においては「5%程度」の賃上げ目標を掲げましたが、この年は「5%以上」に改め、昨年を上回るスタンスを明確にしていますね。
また、政府としても、昨年を上回る賃上げを企業に要請しておりました。
ここまでの賃上げムードは過去にないですね!
《2025春闘》”連合” 2年連続5%以上達成なるか?賃上げ目標と結果をチェック!では2025年春闘における連合についてまとめておりますので読んでみてください👇
③会社回答について
2024年3月13日の集中回答日より、加盟単組に対して順次会社回答が出そろいました。
連合集計によると加盟単組回答額の平均は11,878円となりました。
残念ながら、電機連合の賃上げ要求13,000円以上を超えることはできませんでしたが、賃上げ水準としては過去最高額であったとのことです!
出典:連合2024春闘 要求集計・回答集計結果 より
1万円以上の賃上げなんてちょっと前まで考えられませんでしたね!
過去10年間における春闘賃上げの推移と背景
ここまで2025春闘についてお伝えしてきましたが、これまでの過去10年間における電機連合の要求額と回答平均は以下の通りです。
年度 | 連合要求額 | 要求額(平均) | 回答額(平均) |
2014 | 4,000円以上 | 3,497円 | 1,345円 |
2015 | 6,000円以上 | 5,965円 | 2,799円 |
2016 | 3,000円以上 | 3,017円 | 1,213円 |
2017 | 3,000円以上 | 3,010円 | 1,090円 |
2018 | 3,000円以上 | 2,952円 | 1,272円 |
2019 | 3,000円以上 | 2,959円 | 942円 |
2020 | 3,000円以上 | 2,874円 | 805円 |
2021 | 2,000円以上 | 2,058円 | 882円 |
2022 | 3,000円以上 | 3,008円 | 1,699円 |
2023 | 7,000円以上 | 7,152円 | 6,712円 |
2024 | 13,000円以上 | 13,118円 | 11,878円 |
2025 | 17,000円以上 | ??? | ??? |
*金額はベースアップ相当分のみ
2008年のリーマンショック以降、2014年より賃上げが再開されていますね!
2023から急激に要求額が上がってますね(; ・`д・´)!
電機連合について
電機連合さんについて簡単にご紹介しますね!
~電機連合について~
- 結成:1953年(昭和28年)電機労連結成。
- (1992年に結成40周年で電機連合に移行)
- 加盟組合:226単組(2023年時点)
- 組合員数:574,352人(2023年時点)
- 所在地:東京都港区三田1丁目
- 上部団体:金属労協、連合
~特記~
- SAKURAプロジェクトとして、アフガニスタンの子供たちにランドセル(リユース)や文房具を送る取り組みを行っている。
- 電機連合紹介動画の一部がVHS映像(; ・`д・´)
ホームページも見やすく作られているので、気になる方は是非見てみてください!
まとめ:このまま高水準を維持していきたい!
今回の記事では、電機連合さんの2025春闘等についてご紹介いたしました。
あらためて、2025春闘における要求額と回答は以下の通りです。
電機連合:???円の賃上げ要求
企業:???円の回答(平均)
最後までお読み頂きありがとうございました!
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