2024春闘でのシャープ労組の賃上げ要求と回答はどうだったのかな？
こんな疑問にお答えします。
✅本記事の内容
- 2024春闘 賃上げ要求と回答まとめ
- 過去10年間における春闘賃上げの推移と背景
- シャープ労働組合について
✅本記事の信頼性
シャープ労組の2025春闘についてはコチラ👇
目次
2024春闘 賃上げ要求と回答まとめ
他労組や各年度毎の春闘状況はこちら👇
①春闘要求について
2024年2月15日、シャープ労働組合は「ベースアップ相当分」として、前年から6,000円増の平均13,000円の賃上げを求めました。
会社業績としては、液晶パネル事業の不振から2023年度の決算が２年連続の最終赤字となる見込みですが「物価上昇の中で、社員の生活を守ることや社会的な賃上げの流れについていくことで人材確保につながる」として要求することを決めています。
春闘での賃上げの求め方とその根拠についてはこちら👇
②世間動向について
2023年12月1日、連合は賃上げ分3%以上、定昇相当分を含め5%以上の賃上げを目安として要求方針を固めています。
2023春闘においては「5%程度」の賃上げ目標を掲げましたが、この年は「5%以上」に改め、昨年を上回るスタンスを明確にしていますね。
また、政府としても、昨年を上回る賃上げを企業に要請しておりました。
ここまでの賃上げムードは過去にないですね！
2024年春闘における連合についてはコチラ👇
③会社回答について
2024年3月13日に会社回答が発表され、「前年を上回る給与改定を実施する」と具体的な金額回答はされませんでしたが、組合が独自に試算したところ、月1万円のベアに相当するとのことです。
2023春闘での賃金改善額は7,000円でしたので、3000円の増額にはなりましたね。
残念ながら満額回答とはなりませんでしたが、24年3月期に2期連続の最終赤字を見込む業績でしたので、大幅な賃金改善は難しいと判断されたのでしょう。
人材確保の面からも初任給の大幅引き上げも行われたようです。
過去10年間における春闘賃上げの推移と背景
ここまで2024春闘についてお伝えしてきましたが、これまでの過去10年間における東芝労働組合の要求額と回答は以下の通りです。
| 年度 | 要求額（平均） | 回答（平均） |
| 2014 | – | – |
| 2015 | – | – |
| 2016 | – | – |
| 2017 | – | – |
| 2018 | 3,000円 | 1,500円 |
| 2019 | 3,000円 | 1,000円 |
| 2020 | 3,000円 | 1,500円 |
| 2021 | 2,000円 | 1,000円 |
| 2022 | 3,000円 | 1,500円 |
| 2023 | 7,000円 | 満額回答 |
| 2024 | 13,000円 | 10,000円 |
2008年のリーマンショック以降、2014年より賃上げが再開されていますね！
2025春闘では2024春闘での遅れを取り戻したいところですね！
シャープ労働組合について
シャープ労働組合さんについて簡単にご紹介しますね！
～シャープ労働組合について～
- 結成：不明
- 支部数：16支部（2024年6月時点）
- 組合員数：不明
- 所在地：大阪府大阪市阿倍野区（組合本部）
- 上部団体：電機連合、連合等
～特記～
- 専門部会が７つあり、中には「国際部」というグローバル展開に伴う経営対策を協議する部がある。
出典：東芝労組HP
文体活動とかどんなことしてるんだろう？
組合ホームページはあるものの、あまり情報はありませんでしたね。もしこういうことをしているよという情報あればお待ちしております！
まとめ：来年も満額回答を期待！！
今回の記事では、シャープ労働組合さんの2024春闘結果等についてご紹介いたしました。
あらためて、2024春闘における要求額と回答は以下の通りです。
労組：平均13,000円の賃上げ要求
企業：平均10,000円の回答
最後までお読み頂きありがとうございました！
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