

2025春闘での三菱UFJ銀行労組の賃上げ要求と回答はどうなる?
3年連続”満額回答”なるかな?
こんな疑問にお答えします。
✅本記事の内容
- 2025春闘”最新情報”|三菱UFJ銀行労働組合
- 2025春闘の日程と流れについて
- 2025春闘 賃上げ要求と回答まとめ
- これまでの春闘賃上げの推移と背景
- 三菱UFJ銀行労働組合について
- 2014年契約社員400人解雇問題について
✅本記事の信頼性

✅2025春闘の結果 |
---|
労組:総額6%の賃上げ要求 |
企業:満額回答 |

2025年3月27日に春闘回答が出ました!
目次
2025春闘 ”最新情報”|三菱UFJ銀行労働組合

最新速報:2025年3月27日
2025年3月27日、三菱UFJ銀行は、2025春闘における組合要求ベア3%に対し、満額回答しました。
また、総額では福利厚生含めて「実質9%程度」の賃上げになるようです。
また、大卒の新入行員の初任給を「4万5千円」引き上げ、月30万円となるとのことです。

銀行各社も人手不足から人材獲得競争が激化しているようですね(;´・ω・)
2025春闘の日程と流れについて


2025春闘の流れを2024春闘をベースに確認していきましょう!
春闘の日程
※2025年度の活動計画・実績を朱記追記します。
【日付】 | 【内容】 |
---|---|
2024年11月26日 | 方向性:経済界の代表と会談 |
2023年12月1日 2024年11月28日 | 連合:春闘方針決定 |
2024年12月27日 | 三菱UFJ労組:春闘要求方針固め |
2024年2月16日 2025年2月14日 | 三菱UFJ労組:春闘要求方針決定 |
2024年3月28日 2025年3月27日 | 会社回答 会社回答 |

準備から回答集計まで春闘はほぼ1年を通して進められていますね!
2025春闘 賃上げ要求と回答まとめ


三菱UFJ銀行労組の春闘要求については、2025年2月中旬ごろ公表が予定されておりますので、今のうちに昨年2024春闘を確認しておきましょう!👇
2025春闘について、順次更新いたします!
他労組や各年度毎の春闘状況はこちら👇

①春闘要求について
2025年2月14日、三菱UFJ銀行労組は、2025春闘における賃上げとして、定昇+ベア等として6%程度の賃上げを求める要求案を決定しました。
要求%は昨年と同水準であり、うち3%がベアとのことです。

昨春闘が6%超でしたので、若干インパクトは下がりましたね。
春闘での賃上げの求め方とその根拠についてはこちら👇

②世間動向について
2024年11月28日、連合は第94回中央委員会において、来春闘での賃上げを大手を含む全体では定期昇給分を含めて5%以上、中小企業の労働組合では大手との格差是正を図るとともに、賃金実態が把握できない場合は、+1%の6%以上を求める方針を正式に決めました。

この数年、確実に賃上げが続いてきたことは日本経済の低空飛行から抜け出すチャンスだ。一方、その動きが一部の人たちだけのものであってはならない。全員そろって豊かにならなければ国は繁栄しないと胸に刻んで進める必要がある。


基本的には10月18日の中央執行委員会から方針が変わることはありませんが、これで各労組春闘に向けてスタートを切ることになりますね!
2025年春闘における連合についてはコチラ👇

③会社回答について
2025年3月27日、三菱UFJ銀行は、2025春闘における組合要求ベア3%に対し、満額回答しました。
また、総額では福利厚生含めて「実質9%程度」の賃上げになるようです。
また、大卒の新入行員の初任給を「4万5千円」引き上げ、月30万円となるとのことです。

銀行各社も人手不足から人材獲得競争が激化しているようですね(;´・ω・)
これまでの春闘賃上げの推移と背景

ここまで2025春闘についてお伝えしてきましたが、これまでの三菱UFJ労組の賃上げ推移は以下の通りです。
年度 | 組合要求(平均) | 会社回答(平均) |
---|---|---|
2023 | 5.5% (給与+賞与+ベア) | 満額回答 |
2024 | 6%超 (給与+賞与+ベア) | 満額回答 |
2025 | ベア3% 総額で6%程度 | 満額回答 (福利厚生含めた総額9%) |
過去の春闘情報を調べましたが、昨年度の結果までしか見つかりませんでした(;´・ω・)
昨年2023春闘にて4年ぶりにベアが行われたことも影響があるかもしれませんね。
過去年度についてはコチラ👇

三菱UFJ銀行労働組合について


三菱UFJ労組さんについて簡単にご紹介しますね!
~三菱UFJ銀行労働組合について~
- 結成:不明
- 支部数:不明
- 所在地:不明
- 組合員数:不明(正規行員3万6499人(H25年3月末時点
- 2014年4月非正規5,000人が労組に加入した

情報が少ないね・・

社外の組合HPもなかったですからね…
ただ、2014年の解雇問題が気になったので調べてみました!
契約社員400人解雇問題について
問題の概要(2010年6月)
400人一斉解雇通告
2010年6月、同行カード拡販のために直接雇用していた400人の契約社員を、カード事業の赤字を理由として、2022年1月をもって契約満了とする解雇通告を行いました。
契約社員の中には10年以上勤務されてきた方もいたとのことです。

約半年後に一斉解雇の通知が来るのは恐怖でしかないですね(;´・ω・)
また、当時三菱UFJ労組は正規社員のみで構成されていたため、当事者のうち20名以上が外部組織で1人でも加入できる「金融ユニオン」に加入し、継続雇用を求め銀行と交渉したようです。
2011年2月 金融ユニオン交渉成果
2度の団体交渉の末、要求内容に対して以下のような成果を得ることができたようです。
- 組合員が銀行関連会社にて、ほぼ同水準の条件で雇用を確保
- 銀行の支給する「就職援助金」を退職金扱いの税控除に変更させる
- 産休中で退職させた契約社員の服飾を獲得

当事者の方にとっては、非常に助かったようですね!
出典:金融ユニオン
非正規5000人の労組加入(2014年4月)
2014年4月、三菱UFJ銀行労組は、窓口業務などに従事している非正規行員に対して、労働組合への加入を認めました。
対象となるのは銀行と雇用計画を結んでいる契約社員約9500人と嘱託契約社員約2000人(派遣社員は含まず)。これにより、約5000人の非正規社員が新しく組合に加入したようですね。
組合として加入を決めた理由は以下の通りです。
- 非正規の行員は全体の4分の1で大きなウエイトを占めている。
- 一般行員と変わらない業務に携わっており、非正規が増加すれば、組合組織自体が弱体化する恐れがある。
一方銀行側としても、2010年に外部組織である金融ユニオンが介入してきたことを良くは思わず、企業別労働組合である三菱UFJ労組への非正規社員加入をお願いしたいと思っていたのでしょうね。

銀行としても同行社員で構成された企業別労組の方がやりやすいでしょうし、双方の思惑が一致した結果のようです
ただし、組合に加入したからと言って、非正規社員もベアの対象になるかと言ったら、2014年時点では対象外だったようですね。

まとめ:来年も満額回答を期待!

今回の記事では、三菱UFJ銀行労働組合さんの2025春闘結果等についてご紹介いたしました。
あらためて、2025春闘における結果は以下の通りです。
✅2025春闘の結果 |
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労組:総額6%の賃上げ要求 |
企業:満額回答 |
最後までお読み頂きありがとうございました!

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