

2025春闘での日本製鉄労組の賃上げ要求と回答はどうなる?
2年連続”要求越え”なるかな?
こんな疑問にお答えします。
✅本記事の内容
- 2025春闘 ”最新情報”|日本製鉄労働組合連合会
- 2025春闘の日程と流れについて
- 2025春闘 賃上げ要求と回答まとめ
- 過去10年間における春闘賃上げの推移と背景
- 日本製鉄労働組合連合会について
✅本記事の信頼性

- 当記事における春闘情報は以下を参考にしております。出典:連合2024春闘、連合2025春闘、NHKニュース
- 日本製鉄労連様における情報は、公式HPより拝見させていただきました。出典:日本製鉄労働組合連合会
✅2025春闘の結果 |
---|
労組:平均1万5000円の賃上げ要求 |
企業:平均1万2000円の回答 |

2025年3月12日に春闘回答が出ました!
目次
2025春闘 ”最新情報”|日本製鉄労働組合連合会

最新速報:2025年3月12日
2025年3月12日、日本製鉄は、組合が要求するベースアップ相当分に対し「月額1万2000円」で回答しました。総額での賃上げ率は「6%」となるとのことです。
組合要求が「月額1万5000円」でしたので残念ながら満額回答とはなりませんでした。
昨春闘は2年サイクルでの賃上げの遅れを取り戻すため、3万円の要求に対し3万5000円の回答と異例尽くしでしたが、通常の賃上げに戻った感じですね。

基幹労連の春闘賃上げ統一要求方針1万5000円も未達でしたね・・
2025春闘の日程と流れについて


2025春闘の流れを2024春闘をベースに確認していきましょう!
春闘の日程
※2025年度の活動計画・実績を朱記追記します。
【日付】 | 【内容】 |
---|---|
2024年11月26日 | 方向性:経済界の代表と会談 |
2023年12月1日 2024年11月28日 | 連合:春闘要求方針決定 |
2024年12月3日 | 金属労協:春闘要求方針決定 |
2024年12月5日 | 基幹労連:春闘要求方針固め |
2025年2月5日 | 基幹労連:春闘要求方針決定 |
2024年2月9日 2025年2月7日 | 日本製鉄労組:春闘要求案決定 |
2024年3月13日 2025年3月12日 | 集中回答日 集中回答日 |

準備から回答集計まで春闘はほぼ1年を通して進められていますね!
2025春闘 賃上げ要求と回答まとめ


日本製鉄労組の春闘要求については、2025年2月中旬ごろ公表が予定されておりますので、今のうちに昨年2024春闘を確認しておきましょう!👇
2025春闘について順次更新していきます!
他労組や各年度毎の春闘状況はこちら👇

①春闘要求について
2025年2月7日、日本製鉄労組は2025春闘におけるベア相当額として「月額1万5000円」の賃上げを要求することを決定しました。定昇を含めた賃上げ率は6.9%とのことです。
日本製鉄労組の幸野直通会長は、

構造的な人手不足にある中で優秀な人材を確保定着させ、日本製鉄の持続的成長に向けても極めて重要であります。(昨春闘を念頭に)自らの生産性を徹底的に高め、必要な原資を自ら獲得していくという気概と緊張感を持っていただきたい。
と述べました。

昨春闘は3万円を要求していましたが、1万5000円ダウンの要求額となりましたね(;´・ω・)ただ、昨春闘は2年サイクルでの要求による賃上げの遅れを取り戻すためのものでしたのでしょうがないですね。
JFEスチールや神戸製鋼所も同様に1万5000円の要求額を掲げたようですね!
春闘での賃上げの求め方とその根拠についてはこちら👇

②世間動向について
2024年11月28日、連合は第94回中央委員会において、来春闘での賃上げを大手を含む全体では定期昇給分を含めて5%以上、中小企業の労働組合では大手との格差是正を図るとともに、賃金実態が把握できない場合は、+1%の6%以上を求める方針を正式に決めました。

この数年、確実に賃上げが続いてきたことは日本経済の低空飛行から抜け出すチャンスだ。一方、その動きが一部の人たちだけのものであってはならない。全員そろって豊かにならなければ国は繁栄しないと胸に刻んで進める必要がある。

2025年春闘における連合についてはコチラ👇

③会社回答について
2025年3月12日、日本製鉄は、組合が要求するベースアップ相当分に対し「月額1万2000円」で回答しました。総額での賃上げ率は「6%」となるとのことです。
組合要求が「月額1万5000円」でしたので残念ながら満額回答とはなりませんでした。
昨春闘は2年サイクルでの賃上げの遅れを取り戻すため、3万円の要求に対し3万5000円の回答と異例尽くしでしたが、通常の賃上げに戻った感じですね。

基幹労連の春闘賃上げ統一要求方針1万5000円も未達でしたね・・
過去10年間における春闘賃上げの推移と背景

ここまで2025春闘についてお伝えしてきましたが、これまでの過去10年間における日本製鉄労働組合の要求額と回答は以下の通りです。
年度 | 要求額(平均) | 回答(平均) |
---|---|---|
2014 | 3,500円 | 1,000円 |
2015 | 3,500円*1 | 1,000円 |
2016 | 4,000円 | 1,500円 |
2017 | 4,000円*1 | 1,000円 |
2018 | 3,500円 | 1,500円 |
2019 | 3,500円*1 | 1,500円 |
2020 | 3,000円 | 定昇のみ |
2021 | 3,000円*1 | 定昇のみ |
2022 | 3,500円 | 3,000円 |
2023 | 3,500円*1 | 2,000円 |
2024 | 30,000円 | 35,000円 |
2025 | 15,000円 | 12,000円 |
上部団体である基幹労連より2006年から2023年まで2年サイクルでの春闘要求を行ってきました。

過去10年間の推移をみると、2024春闘での賃金改善金額は想像できませんね!
過去年度についてはコチラ👇

日本製鉄労働組合連合会について


日本製鉄労働組合連合会さんについて簡単にご紹介しますね!
~日本製鉄労働組合連合会について~
- 結成:2012年(旧新日本製鐵労働組合連合会と旧住友金属労働組合連合会が組織を統合)
- 加盟単組数:19単組(2023年9月1日時点)
- 所在地:東京都千代田区丸の内
- 組合員数:23,319人(2025年3月13日時点)
- 平均年齢:35.0歳(連合2024春闘解答速報より)
- 上部団体:基幹労連、連合
~特記事項~
- 2012年に設立された「きずな基金」(任意によるカンパ)は、任意であるにもかかわらず2024年1月末時点で131,321,718円に到達した。
出典:日本製鉄労働組合連合会公式HP

あんまり情報がないですね・・

公式HPは基本組合員専用でしたからね、もしこういうこともやってるよといった情報もあれば教えて頂けると幸いです!
まとめ:来年も継続した賃上げを期待!

今回の記事では、日本製鉄労働組合さんの2025春闘結果等についてご紹介いたしました。
あらためて、2025春闘における要求額と回答は以下の通りです。
✅2025春闘の結果 |
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労組:平均1万5000円の賃上げ要求 |
企業:平均1万2000円の回答 |
最後までお読み頂きありがとうございました!

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