2025春闘での神戸製鋼所労組の賃上げ要求と回答はどうなる?
2年連続での ”高額ベア” となるかな?
こんな疑問にお答えします。
✅本記事の内容
- 2025春闘 ”最新情報”|神戸製鋼所労働組合
- 2025春闘 賃上げ要求と回答まとめ
- 過去10年間における春闘賃上げの推移と背景
- 神戸製鋼所労働組合について
✅本記事の信頼性
目次
2025春闘 ”最新情報”|神戸製鋼所労働組合
最新速報:2025年1月6日付
神戸商工会議所の川崎博也会頭(神戸製鋼所特任顧問)は新春会見にて、
人材を確保するための防衛的な賃上げが加速する可能性がある。
と述べられています。
防衛的な賃上げとは「企業が人材を確保するために行う賃金の引き上げ」になります。少子化により人材獲得競争が激化しておりますが、分母はかわらないのでどこまで効果あるかですね・・
2024年12月5日付
鉄鋼や重工などの労働組合で構成される「基幹労連」は、2025年春闘におけるベア相当額を「月1万5000円」とする方針を固めました。
重工各社は防衛予算増加の恩恵を受ける一方、鉄鋼は需要低迷に直面するなど業界ごとに事業環境が異なるが、物価上昇が続くことを踏まえて過去最高の水準となりました。
24春闘では「12000円以上」でしたが25春闘では「15000円」となっています。金額は上がったものの以上をつけないことで、一体となって取り組む姿勢を見せたようですね。
2024年11月28日付
連合は第94回中央委員会において、来春闘での賃上げを大手を含む全体では定期昇給分を含めて5%以上、中小企業の労働組合では大手との格差是正を図るとともに、賃金実態が把握できない場合は、+1%の6%以上を求める方針を正式に決めました。
この数年、確実に賃上げが続いてきたことは日本経済の低空飛行から抜け出すチャンスだ。一方、その動きが一部の人たちだけのものであってはならない。全員そろって豊かにならなければ国は繁栄しないと胸に刻んで進める必要がある。
基本的には10月18日の中央執行委員会から方針が変わることはありませんが、これで各労組春闘に向けてスタートを切ることになりますね!
2024年11月26日付
石破総理大臣は労働団体や経済界の代表と会談し、来年春の春闘で大幅な賃上げを求めました。
また、政労使会議では、賃上げが中小企業や地方にも行き渡ることの重要性を強調しました。
「来年の春季労使交渉におきましては、労働者の賃金水準を引き上げるベースアップを念頭に、33年ぶりの高水準の賃上げとなった今年の勢いで大幅な賃上げのご協力をお願いします」
総理大臣が変わってどうなるかと思いましたが、賃上げ方針自体は政府としても継続して求めていくようですね!
2024年10月18日付
2025年10月18日、連合は第13回中央執行委員会において、2025春闘における基本構想を公表しました!
具体的な賃上げの目安は、全体の賃上げ方針(ベースアップ+定昇)を2024年度に引き続き「5%以上」とすることとしています。
2025春闘 賃上げ要求と回答まとめ
神戸製鋼所労組の春闘要求については、2025年2月中旬ごろ公表が予定されておりますので、今のうちに昨年2024春闘を確認しておきましょう!👇
春闘における各企業の状況や知っておきたい知識など関する記事を以下のページにまとめていますので、良かったらご覧ください!👇
①春闘要求について
2024年2月5日、神戸製鋼所労組はこれまで続けてきた2年サイクルでの春闘交渉による賃上げではなく、単年での交渉とし、昨年を大きく上回る平均30,000円の賃上げを求めました。
これはオイルショックによる物価高の影響を受けた1975年以来およそ50年ぶりの高水準とのことです。
会社業績としては、2024年3月期の連結純利益が前期比65%増の1,200億円となったことも、賃上げに伴う企業体力も十分であると判断されたようですね!
2年サイクルでの要求だったことで他労組より賃上げに遅れを取っていたため、この遅れを取り戻す勢いでの賃上げ交渉になりますね!
春闘での賃上げの求め方とその根拠について詳しく解説!では、春闘における賃金要求額はどうやって決まるかについて解説していますので、良かったらお読みください👇
②世間動向について
2023年12月1日、連合は賃上げ分3%以上、定昇相当分を含め5%以上の賃上げを目安として要求方針を固めています。
【2024春闘】連合(日本労働組合総連合会)の結果は?賃上げ要求と回答をチェック!では2024年春闘における連合についてまとめておりますので読んでみてください👇
2023春闘においては「5%程度」の賃上げ目標を掲げましたが、この年は「5%以上」に改め、昨年を上回るスタンスを明確にしていますね。
また、政府としても、昨年を上回る賃上げを企業に要請しておりました。
労組としても、この賃上げムードに乗っからない手はないですね!
《2025春闘》”連合” 2年連続5%以上達成なるか?賃上げ目標と結果をチェック!では2025年春闘における連合についてまとめておりますので読んでみてください👇
③会社回答について
2024年3月13日、集中回答日に会社回答が発表され、満額回答の平均30,000円の賃上げを得ることができました!
定期昇給などを含めた賃上げ率は12.8%となるようです。
2023春闘が3,500円の賃上げでしたから約10倍ですね(; ・`д・´)
同じく国内鉄鋼大手の日本製鉄は要求越えの35,000円の賃上げ、
JFEスチールは満額回答の30,000円の賃上げでした。
以下にまとめてますので興味あればお読みください👇
過去10年間における春闘賃上げの推移と背景
ここまで2025春闘についてお伝えしてきましたが、これまでの過去10年間における神戸製鋼所労働組合の要求額と回答は以下の通りです。
年度 | 要求額(平均) | 回答(平均) |
2014 | 3,500円 | 1,000円 |
2015 | 3,500円*1 | 1,000円 |
2016 | 4,000円 | 1,500円 |
2017 | 4,000円*1 | 1,000円 |
2018 | 3,500円 | 1,500円 |
2019 | 3,500円 | 1,500円 |
2020 | 3,000円 | 定昇のみ |
2021 | 3,000円*1 | 定昇のみ |
2022 | 3,500円 | 3,000円 |
2023 | 3,500円*1 | 2,000円 |
2024 | 30,000円 | 30,000円 |
2025 | ??? | ??? |
上部団体である基幹労連より2006年から2014年まで2年サイクルでの春闘要求を行っていました。
しかし神戸製鋼所はそれ以降も2年サイクルでの春闘要求を継続してきたことで、他社に対して出遅れてしまったようですね。
過去10年間の推移をみると、2024春闘での賃金改善金額は想像できませんね!
神戸製鋼所労働組合について
神戸製鋼所労働組合さんについて簡単にご紹介しますね!
~神戸製鋼所労働組合について~
- 結成:不明
- 支部数:不明
- 所在地:兵庫県神戸市灘区岩屋中町
- 組合員数:約9,671人(連合2024春闘解答速報より)
- 平均年齢:36.1歳(連合2024春闘解答速報より)
- 上部団体:基幹労連、連合
~特記事項~
- 神戸製鋼所労働組合「加古川支部」の公式HPがある。(組合員専用)
出典:神戸製鋼所労働組合加古川支部公式HP
あまり情報がないですね・・
対外的な公式HPが内容ですからね。
まとめ:来年も継続した賃上げを期待!
今回の記事では、神戸製鋼所労組さんの2025春闘結果等についてご紹介いたしました。
あらためて、2025春闘における要求額と回答は以下の通りです。
労組:???の賃上げ要求
企業:???(???%)の回答
最後までお読み頂きありがとうございました!
コメント