春闘の時期によく聞く”集中回答日”ってなんだろう?
そもそも春闘ってなにしているの?
こんな疑問にお答えします。
✅本記事の内容
- 集中回答日とは何か?
- 集中回答日が及ぼす中小労組への影響
- そもそも春闘とは何か?
✅本記事の信頼性
目次
集中回答日ってなに?
春闘の時期によく聞く”集中回答日”とは何でしょうか?
この記事では集中回答日についてや、そもそも春闘と何なのかについて解説しています。
春闘における各企業の状況や知っておきたい知識になど関する記事を以下のページにまとめていますので、良かったらご覧ください!👇
集中回答日とは?
毎年春闘(春季労使交渉)において、大手企業の回答が出そろう3月中旬の一日のことを指します。
例年春闘においては、同じ業界の労働組合同士(上部団体、自動車連合など)で連携して企業から有利な回答を引き出すことを目的とし、交渉日程を合わせることから、ある程度の目安として設定されている日になります。
よって集中回答日自体には強制力があるわけでもなく、特に2024春闘においては集中回答日を待たずして回答が続出したことも目新しいです。
どこよりも先に賃上げ回答することで、人材確保の面でもアピールする戦略があったかもしれませんね!
回答したあとに、その賃上げ額を見て回答額を見直すパターンの企業さんも多いかもしれませんね!
集中回答日が及ぼす中小労組への影響
中小労組の春闘は、集中回答日及びその前後において、大手企業の春闘回答が出そろった後に始まります。
これは大手企業の賃上げ相場、特に自動車や電機などの業界の場合は、産業の範囲が広く、中小企業における賃上げ相場の形成に大いに影響を与えているからになります。
よって、集中回答日が遅れるということは、どんどん中小労組の春闘回答時期が遅くなるということですね(; ・`д・´)
現に、連合の春闘のおけるまとめ報告は例年7月頃になっておりますので、出そろうまでには相当な時間が掛かっていると思われます。
今度の集中回答日はいつ?
集中回答日は過去10年間のうち、2014年~2019年と2021年~2024年までの間の計10年間においては「3月第3週の水曜日」となっておりました。
2020年は「3月第2週の水曜」(2020年3月11日)となっており、この翌日にはWHOより新型コロナウイルスが「パンデミック」認定されており、早めに収束したいと考えたのかもしれません。
最新の集中回答日については、以下の記事で紹介していますので是非ご覧ください。👇
そもそも春闘ってなに?
知ってるようで知らなかったけど、春闘ってそもそも何をしているの?
企業に勤め、労働組合に加入したのなら知っておきたい知識ですね!
たとえば、もっとお給料が欲しいな!とか。
もっと働きやすい勤務体系にならないかな!もっと休みが欲しいな!とか。
働いているとそういった要望がどんどん出てきますが、それを個人的に会社に言ったところで、対個人では相手にされません。
しかし、労働組合という組織は会社と対等であるため、そういった組合員の意見を吸い上げて、皆を代表して会社と交渉することができるのです。
交渉できるタイミングは内容によって様々ですが、「賃金」「一時金」「人事制度」など就業規則が変わっちゃうような大きな交渉のタイミングが、この春闘となります。
働く人にとって、企業と直接交渉できる組合の春闘交渉は大事なイベントですね!
以下の記事では、実際に私の労組での春闘における準備から回答を得るまでの流れを解説していますので、ぜひご覧ください👇
まとめ:大事なのは各企業としっかり交渉することだよ!
今回の記事では、春闘における集中回答日とは何かについて解説しました。
集中回答日はあくまで目安なので、必ず守る必要もありませんが、遅くなると中小労組への影響も大きくなりますので、注意が必要です。
また、冒頭でもお伝えした通り、春闘に関する記事を以下のサイトにまとめていますので、知識をつけたり、各企業の回答状況を確認したくなったらぜひご利用ください!
最後までお読み頂きありがとうございました!
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